紫外線の強さ、どうやったらわかる?
ちょっと散歩に出かけるとき、曇り空だから大丈夫だろうと日傘を持たずに出たら、意外と日焼けしてしまった……そんな経験はありませんか?
実は、雲の厚い日は短波長(280〜320 nm)の紫外線B波(UVB)はほとんど遮られますが、長波長(320〜400 nm)の紫外線A波(UVA)は、曇天や雨の日でも一定量が地表に届きます。
つまり「今日は曇っているから紫外線は弱いだろう」と空模様だけで安易に判断するのはちょっと危険です。
今回は、紫外線の強さを“目で見て確認できる”おすすめの入門アイテムを紹介します。外出前の紫外線チェックや、自由研究的に紫外線を調べたいときにも役立つアイテムです。
雨の日・曇りの日の紫外線量
快晴時の紫外線量を100%とすると…
- 曇りの日:約60%
- 雨の日:約30%
意外に多いと思いませんか? 雨の日でも紫外線はゼロにならず、肌や目に少なからず影響を与えています。
参考
気象庁「オゾン・紫外線について」
初心者向け:格安で買える紫外線強度チェックアイテム
最初は安価な製品から試すのが安心
手軽に紫外線の強さを視覚化できるアイテムとしておすすめなのが 紫外線チェックカード です。
カード表面には、紫外線を受けると変色するフォトクロミック材(感光材)がコーティングされています。
形状はカードだけでなく、シール・キーホルダー・ビーズ状などバリエーションがあります。
紫外線が弱ければ薄く、強ければ濃く変色し、使用をやめれば徐々に元の色に戻ります。寿命はありますが、遮光状態で保管すれば比較的長持ちします。
対応波長は製品によって異なりますが、多くは 300〜420 nm の光で反応します。つまりUVBだけでなくUVAや高エネルギー可視光線(HEV)の一部までカバーしている製品もあります。
個人的イチ押し! 紫外線チェックシール
Amazonなどで販売されている 120枚入り・約500円の紫外線チェックシール は、コスパに優れたおすすめ品です。
- 直径は約15 mmほど
- 120枚入りなので惜しまず使える
- 厚紙に貼って財布にでも入れておけば「持ち歩き用のUVチェックカード」としても使える
シールの反応は非常に敏感で、少し紫外線が当たるだけですぐに濃い紫色に変色します。そのため「直射日光の強度測定」には向きませんが、以下のような用途に便利です。
- UVカットバイザーやサングラスが本当に紫外線を遮断しているか確認
- 日焼け止めを塗った部分と塗っていない部分で透過の違いを比較
- 学校の自由研究や、紫外線対策グッズの簡易チェック
枚数が多いので、気軽に実験感覚で使えるのも大きなメリットです。
まとめ
紫外線強度の正確な測定には専用の紫外線強度計や分光器が必要ですが、最初の一歩としては 紫外線チェックカードやシール が最適です。
特に格安のチェックシールは、日常的な紫外線対策の確認やちょっとした実験にぴったり。
「曇っているから大丈夫」と油断せず、まずは手軽な紫外線チェックアイテムで可視化してみてください。紫外線対策の意識がぐっと高まるはずです。
紫外線チェックシールで手軽にUV強度を確認
紫外線は曇りの日でも地表に届き、油断すると日焼けや肌ダメージの原因になります。
そんな時、安価に入手できる紫外線チェックシールやカードは「今、紫外線があるのか」を直感的に知る手段として便利です。
特に今回紹介したチェックシールは、コストパフォーマンスが高く、研究や日常のちょっとした確認にぴったりです。
まずはこうしたシンプルなアイテムから試してみることで、紫外線対策やUVカットグッズの性能検証を、自分の目で確かめられるようになります。
「紫外線の視覚化」を身近に取り入れて、安心できる紫外線対策の第一歩にしてみてください。