紫外線は肌を老化させる悪魔の光線? UVカット対策をしないとダメージが蓄積する!

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コラム・読み物系

戦慄!! 光老化!

 紫外線の影響による「光老化」の資料として有名なのは、医学誌 NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE に掲載された1枚の写真です。これは極端な例ではありますが……。
 トラック運転手として28年間働いてきた男性の顔に、窓から差し込む紫外線が片側だけ長年当たり続けた結果、左右の皮膚の老化具合に大きな差が出てしまいました。
 左半分だけに深いシワやたるみが刻まれ、もう片側と比べて明らかに年齢を感じさせる――そんな衝撃的な症例が報告されています。

医学誌「NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINE」より

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1104059

写真のトラック運転手サン。少し俳優のイアン・マッケランに似てる気がします。

 紫外線対策をしないまま強い日差しを浴び続けると、肌の老化スピードは格段に早まることは間違いありません。その事実を強烈に示しているのが、この写真です。
 つまり、長時間にわたって無防備に紫外線を浴びるのは危険であり、日常的に何らかの対策を取るべきだということです。


恐怖!! 紫外線エネルギー!

 1980年代以降、冷蔵庫やエアコンの冷媒として使われていたフロンガスがオゾン層を破壊し、大気中のオゾンが減少していることが深刻な問題となりました。

 オゾン層は私たちを紫外線から守る、大切な緩衝帯としての働きをしています。

  • A波(UVA) … 肌の奥まで届き、じわじわとシワやたるみの原因になる光。これはオゾン層を透過してしまいます。
  • B波(UVB) … DNAを傷つけ、日焼けや皮膚がんの原因になる光。オゾン層が大部分を吸収してくれています。
  • C波(UVC) … 「殺人光線」と呼ばれるほど危険な紫外線。本来なら地表には届かず、オゾン層がほぼ完全に吸収しています。

 しかし、人間活動によってオゾン層が薄くなると、これまで吸収されていた紫外線が地表に届きやすくなります。その結果、対策なしでは肌や目に与えるダメージは確実に増加していきます。

 もしオゾン層がさらに減少すれば、無防備に太陽の下で過ごすことは「自殺行為」になる可能性すらあります。実際、オゾンホールが発生すると、本来地表に届かないはずのUVCが到達し、生態系全体に悪影響が出ることが懸念されています。


紫外線対策は一年中必要

 現状でも、日本では5月〜8月に強力な紫外線が降り注ぎます。しかし、それ以外の時期でも油断は禁物です。紫外線は季節を問わず一年中降り注いでいます冬でも肌に影響を与えるので、十分に注意が必要です。

 つまり「夏だけの問題」ではなく、年間を通した紫外線対策が必須です。特に日射しが強い季節には、より厳重なケアを意識する必要があります。


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